「柏ふれあい釣り堀」の部会長 目黒(めぐろ)栄二(えいじ)さん 東柏ヶ谷在住 54歳
有言実行を楽しむ
○…杉本小学校のプールを利活用し、7月にオープンした「柏ふれあい釣り堀」の利用者はすでに5000人を突破。その裏では地域の人たちが協力し合って運営に汗を流している。「家族の触れ合いの場というのをテーマに始まったんだけど、狙い通り本当に上手くいってるよ。おじいちゃんとお孫さんが一緒に来ている姿は最高だね」
○…電気屋一筋35年。それまで「自由に過ごしてきた」が、高校卒業後、全寮制の専門学校へ入学したことで生活は一変。6畳部屋に2段ベッドが2つと机が4つの4人が同居。朝は5時に起床し、3Kmのランニング、掃除、朝食、座禅などなど、すべての時間に制限がついた生活を送った。1年という短い期間で電気工事はもちろん、経営学、営業など仕事に対するノウハウをすべて叩き込まれた。「負けず嫌いだから『辞めたら負けだ』と自分に言い聞かせてたね。卒業する時には始めたことはやり遂げないと気が済まないようになってましたね」。その時に考えた座右の銘は”言えば必ず信 行えば必ず果”今でもその考えは変わらない。
○…店の目の前にある公園を少し歩くと、すれ違う度に声を掛けられる。地域に仲間ができたきっかけはPTA役員を務めたことだった。「世代を超えて地域の仲間ができたことは嬉しかった」。これを機縁とし、盆踊りや餅つき大会の企画、真夜中の防災訓練を実施するなど、地域活動へ注力した。「昔は仕事をそっちのけでやっていた時代もあったぐらい頑張ったかも」と声を上げて笑う。
○…電化製品が並ぶ店内の隅に釣竿が数本立て掛けてある。「今はアジや太刀魚を釣りに行くのにハマっているんだよ」。釣りを教えてくれたのは、田植えを人に任せてでも釣りへ連れていくような祖父。地元福島の海で1時間でバケツが満杯になるほどのハゼを釣り上げた思い出が今も残る。「これはオレの生涯の趣味なんでね」と釣竿を見つめていた。
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