海老名市消防本部 救命士の処置範囲拡大 低血糖患者へのブドウ糖溶液投与など
国が進める救急救命士の処置範囲拡大に向けた実証実験として、海老名市消防本部では11月から低血糖発作などを起こした患者へのブドウ糖溶液投与など、これまでは認められていなかった行為を救命士が行う。
救急救命士が行える処置範囲が広がることで、救命率の向上や後遺症の軽減にどの程度つながるかなどを検証するための研究で、厚労省が全国で39の地域をモデル地区に選定した。
11月から新たに処置対象となるのは、▽低血糖性の意識障がいの可能性がある患者にブドウ糖溶液を投与すること▽喘息治療用の吸入薬を所持しながら重症発作を起こし、自ら使用できない場合に吸入薬を使用すること▽血圧が低下し心臓が低下する危険性があるショック状態の患者に点滴を行うこと-の3つ。
これらの処置の妥当性を検証するため、同本部では新たに認定を受けた5人の救命士が、医師の指示を電話や無線で受けながら、処置にあたる。傷病者が今回の拡大処置を断ることもできる。
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