生まれつき重い心身障がいを抱える人たちの日常に迫ったドキュメンタリー映画「普通に生きる」が、11月23日(金・祝)に中新田小学校の体育館で上映される。午前10時からで事前申込制。観覧無料。
映画の舞台は静岡県富士市の生活介護事業所「でらーと」。特別支援学校を卒業した重症心身障がい者がスタッフからの支援を受けながら日中を過ごす施設だ。
「でらーと」が開設された2004年以前、この地域の障がいを抱えた子どもたちは支援学校などを卒業した後の道として選択肢は2つに限られていた。施設での入所生活か、在宅での生活。入所すれば家族とは離れた生活となる、在宅であっても社会との関わりは希薄になってしまう。在宅介護であれば当然、家族の負担は大きくなる。そこで障がいを抱える人が家族と過ごしながら社会に接することができる場を作ろうと保護者らが施設を作り上げた。これが「でらーと」だ。
過去にもアルツハイマー病や障がいをテーマにしたドキュメンタリー作品を発表している製作会社のカメラは5年にわたり施設利用者とその家族の姿を記録。
福祉の担い手となった保護者らが、制度の壁を乗り越えながら隣接したまちに同様のホームを建設し、子どもが親と離れ共同生活を送るケアホームの設置に奔走する姿を追う。
各地で自主映画会
作品は昨年5月に完成。重症心身障がい者の日常を追ったドキュメンタリー映画は反響を呼び、各地で自主映画会が企画され障がい者理解に一役買っている。
海老名市でも10回目の開催となる今年度の障がい者理解事業「こころのバリアフリー」の中で作品を上映。10月末に東柏ヶ谷小学校での上映を皮切りに、来年1月末までに市内4会場で上映会を企画している。
11月23日には中新田小学校体育館、12月2日(日)には門沢橋小学校の体育館、来年1月26日(土)には文化会館小ホールでの上映が予定されている。観覧申込・問合せは事務局【電話】046・235・4813へ。
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