拉致被害解決に向けて 上映会に300人が来場
北朝鮮による拉致被害者、横田めぐみさん(拉致当時13歳)とその家族を描いたドキュメント映画「めぐみ―引き裂かれた家族の30年」が27日、市文化会館で上映された。
映画は1977年11月15日、中学1年のめぐみさんが帰宅途中に忽然と姿を消した後、娘を懸命に探し続ける横田一家の姿を描いたドキュメンタリー作品。
2002年の日朝会談を機に拉致問題を知ったアメリカ在住のジャーナリストが横田夫妻に密着。生存を信じてやまない夫妻の様子や長年にわたる活動の様子、テレビのワイドショー番組で捜索を訴える当時の映像などが流れる中、死亡が伝えられながらも「生存を信じる」と会見した夫妻の姿が映し出されると、会場のあちこちからすすり泣く声が聞こえた。
またこの日は、上映の前に特定失踪者問題調査会の杉野正治常務理事が講演を行い、拉致の可能性も含めた失踪者が900人に及ぶこと、年代や場所など従来のイメージを覆す拉致の実態、さらに解決に向けての問題点などを解説した。
上映後には拉致被害者の返還を訴える署名や募金も行われ、柏ケ谷から会場を訪れた60代の夫婦は「あらためて拉致被害者の数の多さに驚いた。1日も早く再会できるようになって欲しい」と話していた。
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