海老名市消防本部前に建設が進められていた「大型防災備蓄倉庫」の運用がきょう1日から始まった。上星小学校のプール跡地に建設され、昨年運用を始めた「北部倉庫」に次ぐ2基目の稼働となる。地震や大規模災害に備え、約1万4600人の初期避難支援を想定し、1日3食で2日間生活するための物資が保管されている。
同市ではこれまでコンテナ型の防災備蓄倉庫を市内各所に設置し、災害に備えてきた。しかし収納能力や管理の問題などから、市が集中的に管理する大型倉庫の整備に向けた検討を5年ほど前から開始。市域を北部、中部、南部の3エリアに分け、大型倉庫の建設を進めている。
大型防災備蓄倉庫にはパンの缶詰やアルファ化米、飲料水、毛布、仮設テントなどの非常食や生活必需品を収納しているほか、ガソリン型発電機、投光器などの資機材も完備。
さらには仮設シャワーや仮設トイレに加え、1台で100人分の炊き出しが可能なレスキューキッチンなども揃えられている。
来年度中には「南部倉庫」として杉久保小学校の近隣地に同様の施設が設置される予定。これが完了すると市内3域の大型倉庫と既存のコンテナ倉庫を合わせた備蓄量は約30万食となるという。
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