今里自治会館前のガソリンスタンド(GS)を市が買収し、整備・改修を進めていた「消防署今里出張所」の運用が3月1日から開始された。
東日本大震災の際、燃料調達に苦慮したことを教訓に、市が独自でガソリンや軽油、灯油を備蓄することを目的とした施設。市役所や消防関連施設、避難所運営、公用車での利用に加え、市内の4つの基幹病院における非常電源発電機に使う燃料支援も想定し備蓄量を試算した。
その結果、基幹病院への支援3日分を含め、災害時に最低限必要な燃料を算出し、ガソリン2万リットル、軽油4万リットル、灯油2万リットルを備蓄する。停電時にも給油できるよう、非常用電源設備も設置されている。
長期にわたり備蓄することで燃料が劣化する恐れがあるため、災害時以外には公用車への給油所として使用する。
また、海老名インターチェンジにも近い立地であることから、さがみ縦貫道路や東名高速道路などで事故が発生した場合の対応拠点基地としての役割も担う。
市危機管理課によると消防車両など緊急車両用の給油施設をもつ市は県内にもあるものの、今回のような燃料備蓄の形は全国的に見ても珍しいという。
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