東日本大震災から2年が経った3月11日、市内でも各所で黙とうする人の姿が見られた――。
中央の結婚式場「ザ・ウィングス海老名」ではチャペル「ル・アンジュ」を会場に追悼式を行い、市民ら60人ほどが来場。献灯が灯る中、震災発生時刻の午後2時46分に合わせ黙とうを捧げた後、来場者全員で童謡「ふるさと」を合唱した。
福島県人会の仲間15人と来場していた樋口武さん(国分南・75歳)は「このような追悼式をしていただいたことは東北にゆかりのあるものとしては、とてもありがたい。故郷に帰りたいけれども、帰れない人もいる。会としても被災地支援を続けていく考えだが、市民のみなさまにも被災地のことを忘れないでいてほしい」と話した。
また、震災で宮城県内に暮らしていた親類2人を亡くしたという60歳代の女性は「まだまだ心は整理できない。しかし『前へ進まないと』と思い追悼式に参加した。少し心が落ち着いた気がする」と目を潤ませながら話した。
ウィングス海老名のほか葬祭ホールも運営するサン・ライフグループでは震災発生2日後から被災地からの要請を受け、お棺や骨壺など葬儀に必要な物資を提供。震災当日はウィングスも含め、施設を開放し、帰宅困難者を受け入れる活動などを展開した。
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