さつき町自治会会長であり海老名市自治会連絡協議会会長 新野(にいの)弘昭(ひろあき)さん さつき町在住 73歳
男気溢れるリーダー
○…「友達いっぱい作って、朝ごはんもきちんと食べるように子どもたちに話したんです。みんないい子に聞いてくれましたよ」。市内で唯一「新入学児童を祝う会」を隣接自治会とともに開催しているさつき町自治会の会長。662世帯、1600人ほどが暮らす自治会の長として地域の安全安心のために日々汗をかく傍ら、市内59の自治会が加盟する市自治会連絡協議会の会長も務める。
○…40年前に海老名へ。父親が戦死し、母親の女手ひとつで育てられた。「昔は片親であるというだけでいろいろな差別があってちゃんとした職に就けないといわれるような時代でした」。町工場で働きながら仕事が終わると今度は夜間学校に通った。就職活動の時期になり、たまたま目にした日本電気(NEC)の中途採用の文字。当時は全くの無名で、どこかの電気工事の会社かと思っていた。入社し半導体の生産管理事業部などに籍を置き、マレーシアに3年間海外赴任も経験。「まさかこんなに大きくなるなんてね。でもパソコンが苦手で、根っからのアナログ人間。だから割り切って仕事してました」と大笑い。
○…趣味の釣りが高じて海老名に住居を構えることに。マンションのチラシに相模川で釣りをするイラストを見て購入を即決したほど。「会社に『妻が寝込んで』と嘘をついて休んで釣りに行ったこともあったなあ」と悪戯っ子のように無邪気に笑う。しかし海外出張の際に始めたゴルフは上司のススメで始めたせいかハマることはなかった。「上手くいかないと面白くなくてね」。まるで少年がそのまま大人になったかのように、時折のぞかせる無邪気な笑顔が印象的だ。
○…頼まれると断れない性格は多くの人を引き付けてやまない。「自治会長も協議会長も周りの支援があってこそ。上手く運営するには仲間に協力してもらうのが一番大事。役に立つのは昔の肩書ではなく、経験なんです」
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