「ビナウォークよさ来い祭り」の実行委員長を務める 鈴木 清さん 大谷南在住 63歳
全ての「笑顔」のために
○…それぞれのチームが華やかな衣装に身を包み、趣向を凝らした楽曲と独創的な踊りで観客を魅了するよさこい―。「10年も続くとは想像もしていなかった」。中央公園の七重の塔前で当初3、4チームの参加から始まった「ビナウォークよさ来い祭り」の実行委員長を務めて10年。今年は市内外から10チームが参加し、海老名の夏を熱い演武で彩る。
○…よさこいとの出会いは12年前に遡る。市商工会議所が海老名市によさこいを広めようと女性部によるチームを立ち上げ、市内事業所に声を掛けていた。それがきっかけで社員でチームを起ち上げた。よさこい発祥の地とされる高知県の指導者から直々に指導を受け「仕事が終わった後や休みの日に練習をした。結構厳しくて大変だったんです」。冬の間に練習を重ね、迎えた翌夏の本番。観客の視線を一心に浴びて踊ることの楽しさを知ってしまった。「よさこいは躍動感のある踊りなど魅力はたくさんある。でも演者の笑顔、観客の笑顔が最高です」。自身は5年ほど踊り、今は一線を退き祭りのプロデュースに専念している。
○…生まれも育ちも海老名。兄が始めた事業を手伝う形で、清掃用品などをレンタルする事業や飲食店を展開する現在の会社に。高度経済成長の波に乗り、会社の成長とともに走り続けてきた。「この年になって不思議と次から次に地域貢献の仕事が回ってくる。頼まれると断れなくて」。厚木地区や海老名地区の食品衛生協会副会長をはじめ、少年補導員など多忙を極める。息抜きは休みの日の庭いじり。「そろそろ引退してゆっくりしたい。でも、よさこいはライフワークだから続けるよ」
○…「協賛してくれる企業や場所を貸してくれる市の協力があってこそ。一時のブームはないがこれからも地道に活動を続ける。皆の笑顔が見たいからね」。よさこいが海老名に根付くまでそう遠くはなさそうだ。
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