海老名市の重要無形文化財で、かながわの民俗芸能50選にも選ばれている地芝居「大谷歌舞伎」が10月13日(日)に大谷南の大谷八幡宮で上演される。午後5時50分から。観覧無料。
海老名市域ではかつて、国分や上今泉、杉久保、社家など6つの地域に地芝居が存在したが、昭和初期に相次ぎ衰退。大谷地区でも江戸時代後期から継承されてきた地域芸能は姿を消した歴史がある。
しかし終戦後に戦地から復員した青年らが中心となり、その歴史に再び火を灯すと地域住民らは現在まで脈々と伝承してきた。県内でも現在まで引き継がれているのは、相模原の藤野地区、座間の入谷地区など大谷を含め5つと希少だ。
現在は16人が、かつて歌舞伎一座の座長を務めた蛭間元之さんの指導を受け八幡宮の社務所で週2度の稽古に励む。13日の公演では「仮名手本忠臣蔵七段目祇園一力茶屋の場」を披露する。9月末の稽古では師匠の厳しい視線が注がれる中、通し稽古で細かな動きなどを確認した。
岡部利夫部会長は「なかなか見る機会が少ない農村歌舞伎。懐かしく感じてもらえる世代もいるのではないか。馴染みの少ない子どもたちにもぜひ見てもらいたい」と話している。
祝いの舞踊「三番叟」も
今回の公演は大谷地区の芸能保存会(鈴木守会長)の公演内のひとつとして上演される。当日は午後3時30分から、大谷中学校2年の小川耀太さんと杉久保小学校5年の押田優依さんがお祝いの舞踊「三番叟」を披露するほか、囃子(3時40分・4時35分・5時35分)、舞踊(3時55分・4時55分)が披露される。
問合せは事務局【電話】046・234・9799へ。
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