江戸幕府が五街道の状況を把握するために、道中奉行に命じ作った詳細な絵地図「五海道(ごかいどう)其外分間見取延(そのほかぶんけんみとりのべ)絵図(えず)」の一部を紹介する企画展が、上郷の中央図書館で始まった。
見取延絵図は18世紀末から19世紀初頭にかけて幕府の道中奉行所が測量し製作。東海道、中山道、甲州街道、日光街道、奥州街道の五街道やその脇街道など幕府所管の27街道分が描かれた。
今回の企画展では13巻から成る東海道のうち、日本橋から箱根までの区間を紹介した1巻から4巻を展示。宿場や旧跡、寺社、一里塚、高札場などが丹念に描かれた「江戸時代のガイドブック」ともいえる絵図を前に来場者は時空間旅行を楽しんでいる。
市内中河内に暮らす60歳代の男性は「来春、日本橋から京都まで東海道を歩く計画を立てている。絵図を見て楽しみが広がった。展示は箱根までだがその先もぜひとも見てみたい」と話した。企画展は12月28日(土)までで、観覧無料。問合せは中央図書館【電話】046・231・5152へ。
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