介助犬の仕事ぶりに喝采 ふくし教室に60人の親子が参加
市総合福祉会館で11月2日、「介助犬がやってくる」と題した「親子ふくし教室」が海老名市社会福祉協議会の主催で、社会福祉法人日本介助犬協会の職員と同会のPR犬「チャロ」を招いて行われた。
障がい者への理解を深めてもらうことを目的に行われている教室で、この日は事前に応募した親子60組が参加。DVDで実際に介助犬と生活を共にしている障がい者の冷蔵庫から飲み物を運んで来たり、電話の受話器を取ったりするなど障がい者が日常生活でどのように介助犬に助けられているかの様子を学んだ。
また介助犬がどのような「仕事」をするのかのデモンストレーションを職員が実践して見せた後、参加者が介助犬に落とした鍵を拾ってもらう体験をした。
市内中央から参加していた加藤優貴くん(8)は「介助犬を知らなかった。『チャロ』は怖くなくて、とても勉強になった」と話していた。
全国で65頭「まだまだ認知度低い」
同協会の高野菜摘さんによれば、介助犬を必要としている障がい者は約1万5千人いるが現在日本全国で実働しているのはわずか65頭だという。生後2カ月から1歳まで一般家庭での訓練を受けたのち協会に戻り、1年から1年半かけて介助犬としての訓練を受ける。
一人前の介助犬に育てるのに250万円ほどかかり、働けるのは10頭のうち4頭程度だという。「まだまだ認知度が低いのが実情。必要としている方のためにも頑張ります。是非応援してください」と話していた。募金など問合せは同会本部【電話】045・476・9005へ。
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