おもちゃの「名医」ここに 2月は8日(土)・22日(土)に開院
突然動かなくなった電池式の電車、仕掛け人形が回らなくなったオルゴール、穴が開いてしまった大切なぬいぐるみ――。「思い出が詰まった大切なものだからこそ直してあげたい」。壊れたおもちゃに「治療」を施す「えびな・おもちゃ病院」(石田忠代表)は月に2度、文化会館西側の総合福祉会館内に開院する。
市が企画した公民館講座をきっかけに、「物を大切にする心を伝えたい」と2007年に団体を発足。現在は平均年齢69歳の10人の「先生」が所属し、ラジコンや電池式電車、キーボード、ぬいぐるみなど、様々なおもちゃの治療にあたっている。
不安な表情を浮かべた子どもたちが両手で「宝物」を大切に抱える姿を目にすると、ドクターとしての血が騒ぐ。「何とかして直してあげたい」。来院するとまずは問診しカルテが作られる。ドクターが故障部位を診断すると、数分で直るものから、半日かかるもの、中にはその場では手が施せず「入院」扱いとなるケースもある。
電気系、木工系などドクターそれぞれが得意分野を持つ。知恵を出し合いながら症状の改善に努める=写真【1】。治療が功を奏し、再び動き出すと子どもたちはもちろん、ドクターたちも笑顔がこぼれる。開院以来、現在までに1千件を超える修理を請け負ってきた。修復率は約9割。その「腕」を頼り、県外からの来院者も増えているという。
「簡単に諦めないで一度見せてみては」
石田代表によると最近のおもちゃは構造が複雑になり、修理が難しいケースも多くなってきているという。材質もさまざまで接着剤なども適切なものを見極めなければならない。「壊れてしまっても、子どもたちにとっては思い出の詰まった大切なおもちゃ。完璧に元通りになるかはわからないけれども、簡単に諦めないで一度、病院を訪れてほしい」と話す。
会場には代表特製木製仕掛け玩具も
2月は8日(土)、22日(土)に診療を受け付ける予定。時間は午前10時から午後3時までで、来院に際して予約などの必要はない。部品交換が必要な場合を除き、基本的に無料で対応する。
会場内には石田代表が手掛けた木製の仕掛け玩具=写真【2】=が数個用意され、自由に楽しむことができる。問合せは石田代表【電話】046・232・6373またはホームページ(http://www.geocities.jp/ebina_toy_mender/)内からも受け付けている。
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