14日から15日にかけて降った記録的な大雪で市内全域で除雪が間に合わない状態が続いたことから、海老名市は2月18日までに所有する農業用トラクター1台に油圧ショベルを取り付けた。今後は残る2台にも同様の装備を施し、春先まで降雪に備える。
同市では農地保全の一環として2012年3月までに中型のトラクターなどを購入。農業従事者に農機具を無償で貸し出すことで、農家の負担を軽減し「農業離れ」に歯止めをかける取り組みを進めている。
14日午後から15日未明にかけて降り続いた雪は市内でも「過去最大レベル」の積雪を記録。市は市内の土木業者などに業務委託する形で除雪作業を進めたが、50cm近い積雪に生活道路はもちろん、幹線道路も一部で通行が難しい状態に陥っていた。
市農政課によると農機具の多くは四輪駆動車でトラクターなどのディーゼルエンジン搭載車は小型ながら馬力もあることから、豪雪地帯などでは除雪車として活用されているケースもあるという。
また今後は同種の機材を持つ市内農家の協力を得ながら、災害時などにも活用できるような仕組みづくりを検討していくという。
|
|
|
<PR>
海老名・座間・綾瀬版のローカルニュース最新6件
|
|
|
|
|
|
<PR>