東柏ケ谷小学校(笠原祐治校長)の調理場で製造され、2月26日に提供された給食の米飯から針金と木片が見つかった。市教育委員会によると喫食した児童に健康被害はない。同校では1月末にも給食からゴム片が発見されており、相次ぐ異物混入を受け市教委は「幸いにも健康被害は出なかったが、大変申し訳ない。再発防止策を講じ、このような事態を繰り返さないよう努めたい」とした。
児童に健康被害はなし
市教委によると5年生の児童1人が米飯を口にしたところ、長さ2cm・直径0・2㎜の針金を見つけ、担任教諭に報告した。また、2年生の1クラスでも同様の針金が、6年生の1クラスでは長さ5㎜・幅1㎜・厚さ1㎜の木片が共に盛り付け前に発見された。
この日の午後には全ての児童の保護者に文書と学校メールで異物混入があったことを連絡。児童が体調不良を訴えた場合の対応などを伝えたが、3月4日時点で被害報告は寄せられていない。
精米機の清掃時にブラシの一部脱落
原因究明は27日から進められ28日には結果を公表。校内の調理場の器具に破損個所は見つからなかったが、米の納入業者から「『納入前に精米機を金属ブラシで掃除した際、ブラシの一部が取れて、混入してしまった可能性が高い』という報告があった」と発表した。木片はブラシの柄の部分とみられるという。
報告を受け市教委は納入業者から提出されたブラシと混入物を照合し、類似性が高いことを確認。その上で30近い納入業者全てに「食材の安全確認の徹底」を指示した。さらに調理室における食材の検収作業の見直しを行い、チェック方法の改善を図るとしている。
校内調理場での米飯製造は28日まで中止され、原因特定後の3月3日から再開されている。
保護者からは「不安」の声も
今年に入り同校で提供された給食から異物が見つかったのは、1月末に野菜を切る機械のコンベアベルトが破損し混入したときにつづき2度目。相次ぐ異物混入に一部の保護者からは「こういったことがつづくと少し不安になる」という声も聞かれる。
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