神奈川県全域・東京多摩地域の地域情報紙

  • search
  • LINE
  • MailBan
  • X
  • Facebook
  • RSS

永池川 自然調和型で護岸整備 川幅は6mから26mに

社会

公開:2014年4月25日

  • LINE
  • hatena
改修後のイメージ
改修後のイメージ

 海老名市内を流れる永池川の河川整備が今年度、本格的化する。県厚木土木事務所東部センター河川砂防課によると、整備は田園風景や丘陵地斜面林など、現況景観を保全しながら進められる計画で、今年度、個別の用地交渉を進め、順次、整備を進める予定だという。

 国分北の湧水池「浅井の井」を水源とし都市下水路として市内中央域を流れ、寒川町倉見で相模川に合流している永池川は、川幅が狭い構造のため、流域では過去に台風や集中豪雨による水害が発生している。

 流域時間最大雨量48㎜を記録した1976年9月の台風17号では川から水が溢れ、流域の441件で床下浸水、44件が床上浸水の被害を受けた。89年7月の集中豪雨や91年9月の台風18号でも床上浸水を含む被害が出ているほか、周辺道路や耕作地が度々、浸水しているため、県は76年以降、下流域から改修工事を進めてきた。

 東名高速道路以南までの工事はすでに完了。東名以北部の流橋まで1・32Kmが今回の整備対象区間となる。整備は治水上の安全を確保しつつ、生物の生息・生育環境をできるだけ改変しない新たな手法として近年、注目を集めている「多自然川づくり」を基本に進められる。

 時間雨量50㎜の降雨に対応できるよう、現況で6mほどの川幅は26mに拡げる。東名以南部ではブロックを積み護岸を整備しているが、東名以北部では田園風景などの景観が残されていることから、親水に配慮した整備を進めると同時に、護岸をブロックやコンクリートではなく土で覆い、植生の復元を図るという。

 東部センターによると3月末に催した地権者向け説明会では事業実施に反対する声はなく、「今後、2、3年を目途に用地買収を完了させ、順次整備を進めたい」としている。
 

<PR>

海老名・座間・綾瀬版のトップニュース最新6

おもてなし準備着々

綾瀬市

おもてなし準備着々

「バラのまち」周知に向け

4月19日

23年ぶり座間に

大相撲夏巡業

23年ぶり座間に

スカイアリーナ30年記念で

4月19日

ボウリングで関東制覇

海老名市松田さん

ボウリングで関東制覇

最高スコアも記録

4月12日

インクルーシブで連携

海老名市神奈川県

インクルーシブで連携

協定締結、協議本格化へ

4月12日

リユース店とタッグ

座間市

リユース店とタッグ

資源物の持ち去り対策で

4月5日

調理施設が開館

海老名市食の創造館別館

調理施設が開館

中学校給食開始に向け

4月5日

<PR>

意見広告・議会報告政治の村

あっとほーむデスク

  • 4月19日0:00更新

  • 4月12日0:00更新

  • 4月5日0:00更新

海老名・座間・綾瀬版のあっとほーむデスク一覧へ

イベント一覧へ

綾瀬で初公演

ロジェ・ワーグナー合唱団 好評発売中

綾瀬で初公演

心に響くゴスペルなど

4月28日~4月28日

海老名・座間・綾瀬版のイベント一覧へ

バックナンバー最新号:2024年4月19日号

もっと見る

閉じる

お問い合わせ

外部リンク

Twitter

Facebook