東日本大震災による津波被害や原発事故の影響を受けた福島県南相馬市の子どもたちを招待し、海老名市内の子どもたちと交流を深めるイベントを、市内に暮らす有志ら「2014年夏 福島と海老名の子ども交流実行委員会」(見上健一委員長)が企画中だ。
催しは、昨年に引き続き今回で2回目。子どもたちに「顔の見える関係」をつくり、お互いに思いやる心や助け合いの心を育んでもらいたいと実施する。
「寺子屋合宿」と銘打ち、中野の妙泉寺を舞台に8月19日(火)から22日(金)の3泊4日で行われ、流しそうめん、キャンドルファイヤーなど、子どもたちから昨年大人気だったイベントが今年も予定されている。
南相馬市では「子どもたちをおもいっきり外で遊ばせてあげたい」と願う親たちが中心となり、野外遊びの場を提供したいという団体の窓口となる「南相馬こどものつばさ」が震災直後から立ち上がっており、今年は全国各地から25団体が手を挙げた。
南相馬の声
6月初旬には南相馬市で説明会が開かれ、「寺子屋合宿」のブースにも多くの人が訪れた。説明をした見上委員長によると、ブースで話をする人の中には「子どもをプールに入れられない」「お米を炊く際でも、水道水ではなく購入した水を使っている」など、放射能に関した悩みが数多くあり、イベントの開催に対して感謝の言葉を伝える人が沢山いたという。
きょうから募集始まる
すでに南相馬市からは20人の参加者が決定。市内でもきょう20日から募集を開始する。参加対象となるのは小学1年生から高校3年生までの20人。応募多数の場合は抽選。費用はひとり3千円となる。締切は7月10日(木)まで。
また当日のボランティアの協力者や、南相馬の子どもたちを送迎する貸切バスなど交通費やイベントでの食事代等の費用に充てる寄付金も募っている。
申込み・問合せは見上委員長【携帯電話】070・5577・9343、または【URL】http://kidscamp.corso-b.net/
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