本郷の高座清掃施設組合内で6月14日、地元住民ら300人ほどが黄緑色の幻想的な光を放ちながら夕闇を舞うゲンジボタルの姿を楽しんだ。
海老名、綾瀬、座間の3市から排出される可燃ごみを処理している同施設を巡っては10年ほど前から移転建設も含め検討が進められていた。しかし、いわゆる「迷惑施設」を受け入れる地域はなく、2012年夏に同所での再整備に対し地元が理解を示す形で地元合意を受け、現在は19年の稼働へ向け計画が進められている。
新たな施設の建設に対し地元住民らは「親水公園などが併設された環境に優しい施設にしてほしい」としている。施設側も「迷惑施設」を受け入れた地元の声を出来る限り設計に盛り込みたい考えで、この日の放虫イベントはその環境調査の一環として行われた。
「30年ぶりに見た」
施設内にある林「高座の杜」付近に集まった参加者はイベントを企画した「本郷の環境を考える会」(濱田英治会長)が用意したゲンジボタルを放虫。夕闇に放たれたホタルが黄緑色の光を灯しながら飛ぶと一帯は歓声に包まれた。
親子4人でイベントに参加した杉久保南に暮らす主婦・植村知子さんは「こういった体験を子どもたちにさせたかった。とてもいい思い出になった」と話し、門沢橋に暮らす70歳の佐野晟さんは「昔、相模川で見て以来、30年ぶりにホタルが飛ぶ姿を見た。幻想的でとても感動した。ありがたい」と興奮気味に話していた。
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