かつて見られたホタルの幻想的な舞を復活させようと活動している市民団体「目久尻川をきれいにする会」の会員らが10月下旬から杉本小学校前の小川の改修を進めている。
会では12年前からホタル復活へ向けた取り組みをスタートさせた。その中心となるのが杉本小前のこの小川だ。毎年、春先に杉本小学校の児童とともに、ホタルの幼虫とその餌となるカワニナを放流する活動をつづけている。
ここ数年は5月下旬から6月上旬にかけて、放流数の1割程度とまだまだ数は少ないものの、夕闇を舞うホタルの姿が確認できるようになってきたという。
しかしその数は伸びず会では「同じことの繰り返しではこれ以上、数は伸びないだろう。新たな取り組みを模索していこう」と小川を改修することを決定。法面の崩壊や雑草が生い茂ることで幼虫が土中に潜れないことが考えられることから、これまでは「自然のまま」だった小川の法面を竹で補強し雑草が生えにくい状況を作ったほか、幼虫の外敵となるザリガニの駆除などに連日、汗を流している。
同会の三宅紘輔さんは「子どもたちにあの幻想的な風景を見せてあげたい。その一心で取り組んでいる。入梅前に1頭でも多く飛んでくれたら」と話していた。
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