海老名駅西口地区の「暴力団排除協議会」の会長に就任した 山崎 日出雄さん 上郷在住 59歳
スマイルと使命感を持って
○…市内だけでなく、市外からも注目を集めている海老名駅西口エリアの開発。4日に設立した「暴力団排除協議会」の会長ほか、30年以上前から動き続けている「土地区画整理組合」の副理事長、また、同地区でのイベントの創設から清掃・修繕までさまざまな役割を担っていく「一般社団法人海老名扇町エリアマネジメント」の代表理事を務めるなど、「まちの安全と暮らす人たちの安心」に向けて余念がない。
○…開発景色を眺めながら「やっとここまで来れました」と椅子に深く腰掛けて一息つく表情には裏の苦労が見える。自身は20年前に区画整理組合に加入。組合員で勉強会を実施するなど、開発活動に向け動きはあったものの「なかなか進まない」月日が経った。都市計画の変更など、ようやく大きく動き始めたのは2012年。ここからさらなる発展に向けた組織づくりに尽力していく。「組合の方たちもそうだと思いますが、私としても20年の重みがあり嬉しく思っております。今後も将来の発展に向けて取り組んでまいります」
○…農家の長男に生まれ、有鹿小学校、海老名中学校の出身。高校、大学を卒業後も海老名市役所に30年ほど勤め、これまでも海老名のために力を尽くしてきた。56歳のときに退職し西口開発へ重点を置いた。継がれてきた土地に開発が進み、自身が携われることを受けて「親父でも子どもの代ではなく、私の時代にこの開発が進むのは何かの巡り合わせであり、運命的なものを感じています」とにこやかな笑顔の奥に熱い使命感が伝わってきた。
○…普段は、ガーデニングや日曜大工が趣味で最近では飛行機のプラモデル作りも「ハマっている」という。鮮明に覚えているという妻との出会いを語りながら「健康第一に妻と仲良く旅行や美味しいものを食べにいきたいね。そのためにも頑張りますよ」と頬を少し赤らめながら照れ笑いを浮かべた。
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