厚木市林地区に江戸時代から伝わる人形浄瑠璃「相模人形芝居・林座」(山戸アサ子座長)の公演が、6月28日(日)に河原口の河の手ギャラリーで開催される。時間は午後2時から。入場料は1千円。
「相模人形芝居」は、兵庫県の淡路で生まれた人形芝居が江戸時代に相模国(神奈川県)へ伝わり、この地に根付いたもの。1つの人形を3人の遣手で操る「3人遣い」という形式は、淡路や大阪のものを受け継いでいる。
かつては小田原から厚木までのエリアに20ほどの人形座があったが、現在は厚木市の林座と長谷座、平塚市の前鳥座、小田原市の下中座、南足柄市の足柄座の5つまで減少。その中で、林座は発祥時から休むことなく伝統文化を継承し続けていることから、1980年に国指定重要無形民俗文化財に指定された。
28日の公演では、舞台の成功や来場者の幸せを願い演じられる「三番叟」と、別れた親子の絆の物語「傾城阿波の鳴門」の2つの演目が披露される。また、来場者が人形の操作を体験できるコーナーも設けられる。
山戸座長は「県央地区に古くから伝わる伝統芸能です。ぜひお芝居を見ていただき、人形と一緒に遊びましょう」と呼び掛けている。
予約は同ギャラリー【電話】046・235・8446へ。
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