海老名市は、低所得の高齢者に国が一律3万円を支給する「高齢者向け給付金」の申請受付を5月9日から開始した。対象と思われる市民8千人に申請書を発送しており、広報などを通して手続きの周知を行っている。
同給付金は、政府が掲げる「一億総活躍社会」実現に向けた事業の一つ。賃金引上げの恩恵を受けにくい低所得高齢者を支援し、全体を底上げすることで個人消費を下支えすることを目的にしている。2015年度分の住民税が非課税で、今年度中に65歳以上になる人が対象になる(表参照)。
海老名市でも昨年度の補正予算で事業費を計上し、実施する。手続き期限は8月9日まで。申請書発送や受付時期は各自治体で異なり、県内では4月中旬から5月中旬にかけ受付けを始めるところが多いという。 4月に入り制度周知を図るテレビCMや新聞報道が増えたことを受け、市給付金担当課には制度自体の内容や支給要件を尋ねる市民からの問合せが増加。受付開始と同時に設置した専用コールセンター(【電話】046・235・6800)にも初日から100件近い問合せが殺到したという。
一方、海老名警察署では「こういうタイミングで、振り込め詐欺が必ず増加する。個人情報を聞いてくる電話には注意して下さい」と呼び掛けている。
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