神奈川県全域・東京多摩地域の地域情報紙

  • search
  • LINE
  • MailBan
  • X
  • Facebook
  • RSS

ヒマワリで被災地元気に 三川公園から宮城に苗贈る

社会

公開:2016年6月24日

  • LINE
  • hatena
大勢の公園利用者が企画に参加した
大勢の公園利用者が企画に参加した

 東日本大震災の被災地・宮城県名取市閖上(ゆりあげ)地区にヒマワリの苗を贈る「ひまわりプロジェクト」が、県立相模三川公園で行われた。海老名で初めてとなる企画には、大勢の公園利用者が賛同し、種まきに協力。同園で育った464苗が現地に届けられた。

 このプロジェクトは「元気を連想させるヒマワリ」を贈ることで被災地を励まそうと、三川公園の指定管理者である「(株)日比谷花壇」などの企業や大学が共同で進めている。

 2011年に「心の復興」を目指し立ち上げられた企画で、現地の人から「綺麗な花を見て不安な気持ちが和らいだ」「ヒマワリの世話をすることで、住民の中で新たなコミュニティが生まれた」という声が寄せられていることから、現在も継続されている。

 同園では、6月上旬ごろからパークセンター内にヒマワリの種と応援メッセージを書く木札のセットを設置。利用者の手で種を植えた小さなポットに「海老名から応援しています」「笑顔で頑張って」など、さまざまなメッセージが添えられた。種まきから10日ほどで芽が出たポットは閖上に配送された。

 また、6月18日には現地で植栽イベントが催され、住民ボランティアら約300人が参加。届けられた苗が3つの花壇に1本ずつ、丁寧に植えられた。

「集いの場」作るきっかけに

 閖上地区は漁港のある港町で、かつて5400人が暮らしていた。しかし、津波により約1千人が命を失い、多くの住宅が流され、更地状態になってしまった。内陸部に転居した人も多く、人口は大幅に減少しているという。

 (株)日比谷花壇の越智正夫さんは「人が住まなくなってしまった場所を街として再生するためには、花が必要。ヒマワリをきっかけに、新たな『集いの場所』を作ることができれば」と話す。 三川公園の小山裕行副園長は「海老名では初めての試みにも関わらず、大勢の方が協力してくれ、皆さんの意識の高さに驚いた。2つの土地を結ぶひまわりの縁を、今後も育てていきたいと思います」とコメントした。

<PR>

海老名・座間・綾瀬版のトップニュース最新6

ボウリングで関東制覇

海老名市松田さん

ボウリングで関東制覇

最高スコアも記録

4月12日

インクルーシブで連携

海老名市神奈川県

インクルーシブで連携

協定締結、協議本格化へ

4月12日

リユース店とタッグ

座間市

リユース店とタッグ

資源物の持ち去り対策で

4月5日

調理施設が開館

海老名市食の創造館別館

調理施設が開館

中学校給食開始に向け

4月5日

書写検定で理事長賞

海老名市阿部さん

書写検定で理事長賞

「丁寧に」持ち味発揮

3月29日

橘川氏が出馬表明

綾瀬市長選

橘川氏が出馬表明

前議長、「定住人口を増やす」

3月29日

至高の休日スタイル 

綾瀬市綾西5丁目 wonderful holiday

https://kato-koumuten.com/

<PR>

あっとほーむデスク

  • 4月12日0:00更新

  • 4月5日0:00更新

  • 3月29日0:00更新

海老名・座間・綾瀬版のあっとほーむデスク一覧へ

イベント一覧へ

綾瀬で初公演

ロジェ・ワーグナー合唱団 好評発売中

綾瀬で初公演

心に響くゴスペルなど

4月28日~4月28日

海老名・座間・綾瀬版のイベント一覧へ

バックナンバー最新号:2024年4月18日号

もっと見る

閉じる

お問い合わせ

外部リンク

Twitter

Facebook