市内中新田の県立中央農業高校(高瀬博昭校長)が7月15日、大井町で開催された「県学校農業クラブ連盟大会」で、6部門中5部門の最優秀賞を獲得した。団体で同校養豚部と「中農アイガモ米」の課題研究チームが、個人では養豚部の石川莉凪さん(2年)、佐々木真彩さん(同)、研究チームの大塚めいさん(同)が受賞した。
農業系の学校が活動内容や研究成果を発表する同大会。生産・流通・経営と、開発・保全・創造、ヒューマンサービスの3部門で、それぞれ団体の「プロジェクト発表」と、個人の「意見発表」がある。
プロジェクト発表で受賞した養豚部は、国産豚の減少危機と食品廃棄量に着目し、地域資源を活用した研究成果をプレゼンした。
同部は、新たなブランド豚の開発と再利用飼料を研究テーマに、養豚業における新たな手法の可能性を示した。地元豚である「高座豚」を交配した学校独自の豚に、地元工場で大量に廃棄されていたビール粕とパンくずを使った再利用飼料を与え、旨味のあるジューシーな肉質を作出。大手百貨店での販売を通し、飼料コスト削減を実証した。
一方、稲作の無農薬栽培に有用とされる「アイガモ農法」に取組む課題研究チーム。アイガモの孵化から水田での働き、解体・試食まで一連の流れを発表した。「いのちの授業」と題し、同チームが行っている地域参加型イベントや幼稚園への出張授業などの内容も盛り込まれた。
意見発表受賞者はこれらの活動に属している生徒で、個人の思いを込めて発表した。生徒らは、8月24・25日の関東大会に出場する。
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