大規模修繕が行われている大型マンション「かしわ台クラルテ」で、住民の悩みを解決することを目的とした「ちょこっとボランティア(通称・ちょこボラ)」が9月10日に発足した。マンション住民が主体となるこのような取り組みは市内では珍しく、住民同士「顔の見える関係」を構築する一助としても期待されている。
かしわ台クラルテは約260世帯が暮らす、相鉄線かしわ台駅近くの大型マンション。1989年の入居開始から27年経った今では高齢化が進み、住民の約26%となる184人が65歳以上となっている。
ちょこボラ発足のきっかけは、今回の大規模修繕。工事にあたり「バルコニー内の植物などを中庭に移動するのが困難な人もいるのでは」と、マンション内でボランティアを呼びかけたところ、趣旨に賛同した21人が集まった。この背景には「日頃の階段の上り下りが大変」という高齢者の声が、地元自治会や管理組合らの話し合いの席に寄せられていたこともあった。
初始動となった9月10日には10人ほどのメンバーが参加。依頼を受けた6世帯のバルコニーから植木鉢やプランターを預かり、台車で中庭まで運んだ。
利用した坂上登さんは「階段が多くて一人で運ぶのは大変なので、皆さんが手伝ってくれて助かりました」と話した。
代表幹事の早勢英俊さんは「ちょこボラは住民が協力し合うことで、地域の輪を広げる役割を担っている。この活動で顔の見える関係を築いて、震災など万が一の時に備えられたら」と話している。
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