神奈川県が主催する「第4回いのちの授業」の表彰式が11月28日に横浜市内で行われ、中央農業高校の石川莉凪さん(2年)が神奈川新聞社賞、佐々木真彩さん(2年)が優秀賞を受賞した。
「いのちの授業」は学校や地域活動などで、命の大切さや他人への思いやりなどを作文形式で伝え学ぶもの。今回は5千通を超える応募から、大賞など12作品が選ばれた。
石川さんの作品は「温もりと重さ」と題し、所属する畜産科学科での食用鶏(ブロイラー)を雛から育て、と畜・解体し、食べるという授業経験についてその思いを綴った。
石川さんは「食べた瞬間の美味しさもあったけど、生きていた時の姿を忘れることは無いと思う。貴重な経験だった。5千通もの作品の中から表彰してもらったのは嬉しい」と話した。
一方、養豚部に所属する佐々木さんは、豚の出産に立ち会い、分娩介助した体験を作文にした。順調に出産した13頭に対する感動と息をしないまま死んでしまった14頭目の子豚への思い、命を救う事の難しさ、大切さを綴った。
佐々木さんは「救えなかった命の重さを豚舎に行く度に思う。一つでも救える命を増やせるよう考えていきたい」と話した。
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