2014年10月から実証運行が行われてきた海老名駅〜寒川駅間の路線バスが、4月1日から本格運行へと切り替わった。利用者の増加や地域住民の声に応えてのもので、市内南部では欠かせない「地域の足」になっている。
市内南部ではコミュニティバス「本郷ルート」が運行されていたが、利用者数に比べ公費負担率が高かったため、市は2014年9月末に廃止した。これに伴い、海老名市と寒川町が協力し方策を模索。神奈川中央交通(株)・相鉄バス(株)の2社と連携し、公費負担を減らしつつ公共交通網整備と利便性向上を図るため、路線バス運行に至った。
試運行では、コミバスに無かった「今里ルート」を追加し、平日は通勤時間に合わせたダイヤで10往復、土日祝日は昼間の出掛ける時間を中心にした6往復のダイヤで実施した。
市が行ったアンケート調査によると、バスの利用者は通勤・通学による海老名駅の利用者や、寒川にある湘南ユニテック、キリンビバレッジへの通勤・工場見学などが主な利用目的に挙げられていたという。
運行当初は月の平均利用者数が約140人だったのに対し、現在は約190人に増加している。これを踏まえ、4月1日から本格運行へと踏み切った。
運行本数やダイヤなどはこれまでと大きな変更はないが、運賃の支払方法が前払いから後払いに変わる。またインターネット上で、バスの運行状況が確認できる「バスロケーションシステム」が導入される。
市都市計画課は「本格運行に切り替わることで安定したサービスになる。それでも公費負担は1300万円あるため、これを減らすのが今後の課題。路線バスの黒字化に向けて利用促進を行っていく」と話す。
問合せは同課【電話】046・235・9676へ。
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