「第9回日本新薬こども文学賞」がこのほど発表され、上郷に暮らす画家・いげたゆかりさん=人物風土記=の作品「よるのあしおと」が、全国から427点の応募がある中、絵画部門で最優秀賞に選ばれた。
これは日本新薬(株)の創立90周年を記念して創設された賞で、絵本を通じて未来を担う子どもたちの夢を彩り、健やかな心の成長を見守りたいという同社の願いから誕生した。
この作品は、夜の怖さを様々なキャラクターをモチーフに表したもの。いげたさんは昨年観た映画で夜の怖さを強烈に体験した事が忘れられず、今回の応募作品で表現。「生き物のようにしのびよる夜」を描いたという。
審査総評では「単純化された対象を、深い色調で統一した表現は印象的で卓越されたもの。観る側に自由で多くの物語を想像させる世界があり、詩のような愛情やユーモアをもった作品」と評された。
いげたさんは同賞物語部門で最優秀賞を受賞した作品の挿絵を担当。両受賞者により制作された絵本は、公共施設や医療機関などで配布されるという。
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