パンの製造・小売業の「ウィンドミル」(伊藤晴康代表/上今泉6の21の20・【電話】046・235・4184)が11月24日、「平成29年度神奈川県優良小売店舗」として県庁で表彰を受けた。
これは地域振興を目的に、県と(一社)県商工会議所連合会、県商工会連合会の共催で、県内の飲食店や小売店を毎年表彰する取り組み。42回目となった今回も、個性ある店づくりで地域経済の発展に寄与している小売店として34店舗が選ばれた。
海老名市内から唯一受賞した「ウィンドミル」は、約40種のパンを販売。体に優しく「安心と美味しさ」をコンセプトに限りなく国産の材料を使用し、パン作りを続けている。中でも塩には強いこだわりを持ち、栄養価の高い沖縄のものを取り寄せ使用しているという。また、商工会議所が主催している「まちゼミ」や近隣小・中学校の職場体験、バザーなどにも積極的に参加し、地域に貢献していることなども高い評価を受けた。伊藤代表は「開業から変わらない味を提供しています。ぜひお召し上がりいただければ」と話す。
変わらない味を提供
機械系に務めていた会社員時代に「モノづくりできる仕事がしたい」と一念発起し脱サラ。夫婦でパンの修業に入り、21年前に大和市内で開業した。夫人の恵理子さんは「子どもも小さかった事もあり、主人の思い切りにはビックリで本当に大変でした」と当初について語る。
11年前、親族が営んでいた店舗が空いたのを機に、本店を現在の「かしわ台」に移した。開業当初からやるべき事は変わらず、営業日は毎朝4時までに工房に入り、師から教わった作り方のまま、変わらない味を提供し続け、地域から愛される存在になった。
恵理子さんは「大変な事は沢山あるけれども昔を思い出せば、苦労に入らない。地域の方に支えられて、素敵な賞をいただくことができた。これを励みにまた頑張っていきたい」と話した。
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