「えびな還暦のつどい実行委員会」の実行委員長を務めた 吉部 由紀子さん 上今泉在住 60歳
パワフルに周囲を導く
○…60歳の還暦を迎えた人が”第2の人生”の門出を祝う「還暦のつどい」。海老名では8年前に県内初となる式典を執り行って以来、成人式と並ぶ一大行事になっている。そんな催しの企画・運営を行う実行委員会の委員長として、総勢8人のメンバーで4カ月間にわたり準備に励んできた。「見ず知らずの人と出会って会を結成し、一つの目標に向かって進んできた。上手くいかない時もあったけど最後には成功し、皆で拍手した途端涙が溢れました」と感無量の様子で語る。
○…実行委員になったきっかけは、青少年指導員を務める中で出会った委員経験のある先輩たちから推薦を受けたこと。最初は委員長までやろうとは思っていなかったが、人生で一度の機会だと考え手を挙げた。忙しいメンバーに配慮し、その場で決めなくてもよいものは宿題にするなど、時間通りに会議を終わらせることを心掛けていたという。委員たちは皆すぐに打ち解け、懇親の席を設けるほど仲良しに。こうした雰囲気の中で交わされた意見が、式典を成功へと導いた。
○…横浜市戸塚区出身。2人姉弟の長女で、大縄やゴム縄などの外遊びが好きなお転婆な子どもだった。中・高・短大時代はバスケ部に所属し、合宿時には企画書作成など率先して計画を立て周囲を引っ張った。短大卒業後は富士通に入社。物流の出入荷手配の業務を2年ほど勤めた後、夫と結婚し海老名へ。娘と息子に恵まれ、子どもが学校に上がるとPTAの副会長を務めた経験も。
○…趣味は10年間続けている登山。子育てが終わり何か打ち込めることを見つけようと思い立ち、旅行会社が主催する教室に申し込んだ。これまで富士山をはじめとする日本3大名山などを登ってきた。大切にしている言葉は、小学6年生の時に校長先生が話した「物事をやる時には果たしてこれでよいのか考える」。熟考する姿勢が最後まで全うする決意を育んでいる。
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