設立15周年を迎える子育て支援団体「ポケット」の理事長を務める 三谷 裕美子さん 上今泉在住 62歳
女性が輝ける社会目指して
○…派遣型・預かり保育で0歳から小学生の子がいる家庭を支援し続け15年。”我が子に愛情を持っていても大変なことも多い子育てをサポートし、女性にも社会の中で才能を開花させ輝いてもらいたい”との思いから、ポケットの設立発起人代表として結成を呼び掛け、当初から携わってきた。「保護者の方には代われないけれど、お預かりした時間お子様に『楽しかった』と思ってもらえるよう心掛けています」と信念を語る。
○…ポケット発足の契機は、自身の前職の生活クラブ生協と、その後結成から関わった地域政党・神奈川ネットワーク運動海老名のメンバーらで立ち上げた家事介護サービス「あい」で、産前産後ケアなど子育て関連の依頼が増えたこと。高まるニーズに応えようと、子育てに特化した支援団体の設立を決意した。利用者数は現在100人を超える。卒業した親子とは今でも年賀状などやり取りがあり、子どもの成長した姿を見るのも楽しみのひとつだ。
○…一人っ子で、幼少期は母の後ろに隠れている引っ込み思案な性格。父の影響で小学生から社会問題に興味を抱き、6年生の卒業発表では皆が漫才などを行う中、ベトナム戦争について調べる利発な子だった。中学生から女性史に関心を持ち、大学では国文学を専攻しながら女性史研究会にも所属。大学卒業後は小学生時代から就きたいと思っていた高校教諭を目指すも、一時的なつもりで始めた生協での仕事にのめり込み、12年間勤め最終的には川崎支部の事務局長に上り詰めた。その後、海老名市議を2期務めた経験も。
○…子どもに絵本を読むのが得意で、家にある絵本の数は何百冊にも及ぶ。「娘が小さい時は毎晩読み聞かせていましたから。ポケットでも行いますが、どの子も目を輝かせてくれるんです」と微笑む。これまでの人生で得たのは「人との出会い」という財産。常に挑戦し続ける前向きな人柄が、多くの人を惹きつける。
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