今年4月から法改正される「介護保険」についての勉強会が3月22日、市民活動センター ビナレッジで行われた。
これは市議会の「創志会」(森下賢人代表)が主催したもので、会派が同様の企画を行うのは海老名では初めて。高齢者施設の待機者や老々介護など高齢化によるさまざまな課題がある中、介護保険の制度を市民に知ってもらい、今後の生活に活かしてもらおうと開催された。
この日は、淑徳大学の鏡諭教授を講師に招き、参加した約150人が介護保険について学んだ。鏡氏は、制度がどのように変わるかなどの内容説明のほか、なぜ介護殺人や虐待が起きているのかなど、シリアスな現場の状況も講話。また、介護における市や地域の連携なども詳しく説明していた。参加者は将来迫りくる内容に、真剣な眼差しで首をうなずかせながら話に聴き入っていた。
参加者の一人は「知らない話ばかりで非常に勉強になった。人を殺めてしまうといった稀だと思うケースでも、介護の現状を聞くと本当に誰にでも起こり得る話で、他人事と思ってはいけないと感じた。制度も含めて、一人ひとりがしっかりと知る事が大事と思った」と振り返った。
また参加した介護事業者は「地域の問題や課題を公表する場があればと思う。介護の話は、当事者だけでなく多くの人に考えてもらいたい」と話した。
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