海老名市文化団体連合会の会長に就任した 佐藤 裕さん 今里在住 67歳
大事なものは「3K」
○…詩吟や華道、茶道、舞踊など様々な団体が集う「海老名市文化団体連合会」。幅広い活動で市民に芸術文化の発展に寄与する一方で、喫緊の課題と挙げているのが高齢化と減少。「会長職を任されて、課題を打破していく運営をしたい。文団連だけでなく、各団体同士の連携や相互応援などを行っていければ」と過渡期の舵取り役を担う。
○…門沢橋コミセンを拠点にする「カドコミフォークソング愛好会」を20年続け、2014年に尺八サークルに入会したのが文団連との関わりにつながった。音楽を通して高齢者施設で慰問演奏や地域サロンでの披露など、会場の盛り上げ役としても人気を集めている。「出会った多くの仲間たちに支えられて、今を過ごしている。周りに生かされている事を肝に銘じ、笑顔になってもらえる行動をしていきたい」と語る。
○…山形県出身で姉が嫁いだ縁で、海老名市役所に入庁。40年にわたり様々な部署で奉職した。東日本大震災後には自ら手を挙げ、災害支援派遣員として宮城県石巻市に1年間単身赴任。現地の被災家屋補償や用地買収、災害廃棄処理に携わった。「東北人であることからも、支援の思いは人一倍あった」と当時を振り返る。海老名に帰ってきてからも、個人で希望者を募っては石巻や女川町、南三陸町など被災地を訪問する支援を継続して行っている。
○…とにかく勉強好き。宅建や学校教諭、行政書士など、仕事に従事しながら資格を取得。52歳の時には「青春の忘れ物を取り戻そう」と中型免許を取得し、バイク生活を送っていたことも。「大事なものは『3K』。健康・小金・そして一番大切なのは好奇心。誰からかの受け売りですが」と謙虚ながらも溢れる行動力で人を引っ張っていく。
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