世界記録保持者で、高座施設組合屋内温水プールの水泳教室で講師を務めている 遠藤 牧夫さん 本郷在勤 46歳
しすぎない事も大切
○…元水泳日本代表で国内のみならず世界でも数々の優勝経験をもち、年齢区分がある競泳大会「マスターズ」では25歳区分のバタフライ世界記録保持者でもある。そんな名スイマーが海老名・綾瀬・座間の3市の合同施設「高座施設組合屋内温水プール」に来館。定期的に開かれている講座では”速く楽しく泳げるコツ”を伝えている。
○…3歳から水泳を始めるもエリート街道を走ってきたわけではなく、結果が出始めたのは中学生のときの全国出場のみ。日本大学系列の高校に進学したのが契機となり、次第に能力を開花させていった。”ザ・体育会系”という言葉がピッタリだったという厳しい練習の末、3年時にインターハイで優勝。「あの時の感動は他のどの大会よりも鮮明に覚えているし、忘れられない」と当時を懐かしむ。その後は、最先端の科学トレーニングを取り入れていた中央大学に進学。そこでも日本記録の樹立など、輝かしい成績を収めた。
○…実業団選手として日本選手権などで活躍するも、激しい練習の反動による腰痛が原因となり、引退。「競技会場で救急車に運ばれるなんて事もありましたよ。恥ずかしかったですね」と苦笑いする。その後、会社員として仕事に従事したが、「自分のしたい事は何か」と生活に疑問に感じ、水泳指導者の道を歩むことに。「実は水泳競技はルール変更が頻繁に行われています。それにより泳ぎ方もどんどん変化しているので、今では指導者の指導も行っています」
○…昔は目的の為にどんな努力も惜しまなかったが、現在は”まずは健康。何事もしすぎない”がコンセプト。「80代の生徒さんも教えていて、速くなるために一生懸命で教えていても楽しい。多くの人に広めていければ」と、目を輝かせる。
|
|
|
<PR>
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
<PR>