神奈川県全域・東京多摩地域の地域情報紙

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県相模川左岸土地改良区の理事長を務める 栁田 喜孝さん 杉久保南在住 77歳

公開:2018年12月21日

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皆の喜ぶ顔が見たいから

 ○…人生の半世紀以上を農業に注いできた。「自分の温室に入っている時が一番楽しいねぇ」と話す姿から滲み出る、穏やかで真摯な人柄が人々を惹きつける。市園芸協会のバラ部会長や生産組合長、農業委員会など、これまで地域の人に乞われ引き受けてきた役職は数えきれない。今年11月には事務局からの推薦で、相模川流域の水田に水を届ける用水路管理組織・県相模川左岸土地改良区の理事長に就任。「報連相を基本にしながら、雰囲気づくりに力を入れていきたい」と抱負を語る。

 ○…代々海老名に根ざしてきた農家で育った。有馬地域の学び舎で過ごし、小学校入学当初は戦後間もなく4人兄弟の長男だったことから、学業だけでなく農業の手伝いや弟妹の子守りもするという日々を送った。学生時代から”将来は家業を継ぐもの”と考え、地元の中央農業高校に進学。園芸科専攻で花き部にも所属し、花と野菜栽培に打ち込んだ。卒業後は学校で培った知識と技術を活かし、家業の米作りに加え、メロンやスイートピー、バラなども育て、人々を楽しませてきた。

 ○…現在のメイン事業となっているバラを手掛けたのは、結婚したばかりの26歳のとき。バラがブームとなっていた時代で、自身もその虜になった。講習会や本等から栽培法を勉強し、花屋や市場めぐりにも熱心に通った末、土づくりからこだわり育てたバラを市場に出荷する瞬間を「娘を嫁に出す気持ち」と例えた。

 ○…3人の子どもは独立し、今は妻との2人暮らし。父の背中を見て育った息子は、市内で半農として農業に携わる。「他の地域活動もあり、最近は忙しくてなかなか出来ないけれど、温室の中でじっくり”どうしたらいい花が咲くかな”なんて考えてみたいね」と、目を細める。

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