海西中2年の渡辺光紀さんがこのほど、「第20回NHK全国短歌大会(ジュニアの部・松村正直選)」で、上位8人にのみ与えられる”特選”に入賞した。
毎日の暮らしの中での小さな気づきから世界で起こっている事象まで、様々な題材から”五・七・五・七・七”に込めた歌を披露する「短歌」。伝統ある同大会には毎年愛好者から多くの応募があり、今大会のジュニア部門(幼児〜中学生)では1万8千を超える作品が寄せられていた。中学生部門の審査を担当した松村正直氏は歌誌「塔」編集長を務めている。
特選を受賞した渡辺さんの作品は学校での鎌倉遠足での出来事を描写。「円覚寺の雨は緑に染まりつつ 山門に僕にしんしんと降る」。霧雨の中の円覚寺で、青い紅葉がトンネルになっていた綺麗な景色を言葉に表したという。講評では情景の美しさや、「山門に」続けて「僕に」を持ってくることで、巨大な山門の傍に作者が立つ立体的な構図が見える言葉が「巧み」とされた。
日頃から短歌を作っている渡辺さんの祖母の影響で、今回の大会を知り、初応募し初受賞。昨年にも第12回全日本学生・ジュニア短歌大会で賞を受賞する活躍をしている。
渡辺さんは「とても緊張した表彰式だったけれど、賞状を受け取り、初めて賞を受賞した実感が湧いた。とても嬉しい」と笑顔を見せた。
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