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キックボクサー・西京佑馬選手 高校生でチャンピオンに 圧倒的な力見せつけ、目標達成

スポーツ

公開:2019年4月19日

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試合後にインタビューに応じる西京選手
試合後にインタビューに応じる西京選手

 市内国分南在住のプロキックボクサー・西京佑馬選手(18・K―1GYM SAGAMI―ONO KREST所属)が3月30日、後楽園ホールで行われた格闘技の大会「Krush・99」に出場し、スーパー・フェザー級(60kg以下)で王者だった島野浩太朗選手(26)を破り、新チャンピオンに輝いた。「”高校生の内にベルトを巻く”という目の前にあった目標を達成できて良かった」と笑顔で話した。

 プロ・アマチュア問わず出場できる高校生日本一を決めるキックボクシング大会「K―1甲子園」で1年生にして優勝し、現役高校生でありながら将来有望選手としてプロへと転向した西京選手。6戦5勝(2KO)というプロでの実績やその勢いなどが認められ、今回、王者への挑戦権を得た。

 一方のチャンピオン・島野選手は昨年その地位を獲得し、12月には初防衛にも成功する33戦21勝(12KO)のベテラン選手。試合は観客で埋め尽くされた後楽園ホールで行われ、大会メインイベントとして大トリを務める一戦となった。

 試合前に西京選手は「体調管理もしっかり出来ていて、何も緊張は無かった」と話していたように、リングに上がっても表情は変わらず、淡々と自分の力量を存分に発揮した試合展開を見せた。1ラウンド目から的確なパンチで相手にダメージを与えペースを掴んだ西京選手に対し、幾度となく攻撃をもらいながらも立ち向かってくる島野選手という戦い。

 試合が大きく動いたのは最終ラウンド。西京選手の右ストレートが顔面にヒットすると島野選手は初のダウン。巻き返しを図る島野選手の猛攻撃に西京選手も一度はボディをもらうも、残り15秒で右ストレートのカウンターがさく裂し、再びダウンを奪った。その顔は血だらけになりながらも立ち上がる島野選手に対し、KOは奪えなかったものの、判定で3―0の勝利を収め、王座を獲得した。

 西京選手は「良い形で勝つことができた。今後はプロの道一本となる。上のステージで活躍できるように頑張っていきたい」と先を見据えた。
 

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