海老名市は死亡届提出後の煩雑な手続きを解消しようと、市役所1階の窓口サービス課内に「ご遺族サポートデスク『よりそい』」を5月15日に開設した。市の専任職員が書類の作成補助や手続きに必要な窓口を案内し、遺族の負担軽減を図っていく。
今回開設された「よりそい」では、コンシェルジュ役の専任職員が遺族から家族構成や扶養関係を聞き取り、必要となる手続きを案内。健康保険や世帯主の変更、印鑑登録カードの返納、税金など、多岐にわたる手続きを「いつまでに、どの窓口で何をすべきか」などの内容を記載したオリジナルのチェック表を用いて案内してくれる。
また、円滑な手続き処理を行うために、あらかじめ関係部署と調整し、書類などを用意する必要があり、サービス利用は事前予約制となっている。
これまでは1階フロアで行う手続きに関しては、総合窓口1カ所でほぼ滞りなく行えていたが、他フロアでの手続きに関しては、遺族自身が足を運ぶ必要があり、負担が大きかった。
これを受け、昨年10月に大和市で新設された、死亡後の手続きを簡易にできる「ご遺族支援コーナー」を参考に、海老名市でも市議会で同様の窓口開設を求める声があがっていた。
市担当課では「死亡届の提出の9割は葬儀業者によって行われることが多いが、その後は遺族による手続きになっていた。手続き方法に悩む人が多かったので、『よりそい』や作成したチェック表や活用して負担を軽減してもらえれば」と話す。
窓口の開設時間は、平日の午前8時30分から午後5時15分まで(土曜開庁日は除く)。
問合せは市窓口サービス課【電話】046・235・4870へ。
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