昨今、テレビや雑誌などで特集が組まれることが多い「大人の発達障がい」。生まれつき脳の一部の機能に発達の遅れや凸凹があり、幼児のうちから症状が現れるとされている。しかし、近年、モデルや元アナウンサーらが発達障がいであることを告白するなどして話題となっている。
そこで、父親の目線で福祉を考える「海老名おやじの会」が8月25日(日)、一般市民向けに「大人の発達障がい」の勉強会を開催する。会場は市文化会館。時間は午後2時から4時まで。資料代300円。保護者や当事者、教職員など、誰でも参加可(定員30人)。
今回講師を務めるのは、重度の発達障がいと知的障がいのある息子の父親であるとともに、昨年、自身も発達障がいと診断された同会会長の阿部洋秋さん=人物風土記。「障がい児の親」と「当事者」の立場から、過去・現在のリアルな体験や未来について語る。そのほか、大人の発達障がいの早期発見や適切な支援の必要性、自己理解、法制度などを紹介する。
阿部会長は「発達障がいは、その特性上、見た目で判断しづらいため、社会的な理解が十分とはいえない。そのため、当事者への配慮が足りず、人間関係や就労で生きづらさを感じ、うつや引きこもりなどの二次障がいを引き起こすケースも多い。社会全体で理解が深まるきっかけになれば」と話している。
問合せ・参加希望者は、名前・居住する市町村名を明記の上、メール(【メール】8@ebina-oyaji.com)で申込みを。
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