社会奉仕団体「海老名ロータリークラブ」(以下RC・松本哲也会長・会員52人)は、車イスや歩行器をタイに贈る”新規事業”を開始した。昨年は有志メンバーで行われた同企画が、国際奉仕活動として事業化。松本会長は「継続できるようしっかりとやっていきたい」と話した。
この取り組みは昨年、福祉事業に携わる小泉あずささん(写真中央下)や自動車・自動車部品を輸出する仕事柄、タイとのつながりをもつ中山正夫さん(写真右上)ら同クラブ有志が、同国の田舎地域で暮らす高齢者や障害者のQOL(生活の質)を上げようと行われたもの。贈った車イス約70台等は市内企業や市民から募ったもので、海上コンテナでタイへと輸送。現地のRCを介して、介護施設や必要としている人へと届けられた。
えびな支援学校など福祉関係とも繋がりをもつ同クラブでは、会員有志が実績を残した同企画を今年度の事業へと発展。国際奉仕委員会の所管となり、昨年度は持ち出しとしていた”輸送費”を、ロータリーの助成金を活用することで持続可能な取り組みへと進めていく方針だ。
ひとりでも多くの人から募集
すでに同クラブでは、寄贈する用具を市内企業や市民に呼び掛けている。今年度は車イス60台と、歩行器100台を目標に集めている状況。松本会長は「家庭に眠っている車イスなどが、必要な人のために使われる事業なので、ご協力をお願いしたい。地域から海外まで、モノを伝えるだけでなく、こうした行動によって日本人の優しさも伝えていければ」と話す。
持ち込みの場合は「中山通商(有)」(綾瀬市深谷上8の3の26)・出張引き取りも可能。問合せは同クラブ事務局【電話】046・233・5122へ。
|
|
<PR>
海老名・座間・綾瀬版のトップニュース最新6件
|
|
|
|
|
|
|
|
|
<PR>