東名高速道路への連結工事が進む「(仮称)綾瀬スマートインターチェンジ」(スマートIC)の完成時期が「令和3年夏頃」まで延びることが明らかになった。
国県市と中日本高速道路などによる調整機関の「(仮称)綾瀬スマートインターチェンジ地区協議会」の第6回協議会が11月22日に県庁で行われ、延期が報告された。
報告によると「一部建物の移転と収去及びその後の調査で明らかとなった汚染土の対策に想定以上の時間を要した」ことが延期の理由。既存工場の移転と建物の解体などに予定より8カ月時間を要し、今年6月に発覚した土壌汚染対策に1カ月を要したため「供用予定時期が令和3年度夏頃となる」と見込んでいる。
綾瀬スマートICの整備は2013年の連結許可で始まった。当初は18年3月末の開通をめざしたが昨年2月に20年度「上半期」に延期となり、今回が2度目の開通延期となった。
開通の遅れには複数の関係者が「さらに1年も伸びる割には理由が判然としない。夏ではなく何月になるのか示せないのか」「事前に一切知らされず残念だ」と情報公開のあり方を指摘する一方で「大工事なので現場が心配」「企業活動に影響しないか心配」などとする声があがっている。
この日の協議会ではさらに、スマートICの名称をすでに広く周知されている「綾瀬スマートインターチェンジ」とする原案が示され、この案を綾瀬市が持ち帰ることが確認された。
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