バリアフリーのダンスサークルを運営している 桜林 裕子さん 海老名市国分南在住 66歳
心と体に感動を届ける
○…健常者だけでなく、精神・身体に障害があっても参加できるダンスサークルを市の生涯学習ボランティア夫と共に運営している。教えているのは主にフラ・社交ダンス。当初は趣味で踊る程度だったが、通っていた教室の先生に指導者としての道を進めれられ、10年前に講師の資格を取得した。「主人と相談して、多くの人にダンスの魅力が届けられるようにと思って決めたんです」とにこやかに話す。
○…フラサークルも主宰している。名称はハワイ語で”ナ・プア・ナニ・レイ・オハナ”。日本語にすると「美しい花飾りの様に繋がった家族」。年齢や障害、踊りの上手い下手など全てを個性として認め、家族のようになりたいと想いを込めた。「時間をかけて練習すれば技術が身に付き踊れるようになる。でも心で繋がっていないと感動する踊りは届けられないと思うんです」と真摯な表情で語る。
○…結婚から40年。海老名には夫の家に嫁ぐために、横浜から越してきた。当時は現在とは違い駅周辺も田んぼが多く、環境の違いからホームシックになり泣いたことも。「最初は辛かったけれど、娘が産まれ、ここで生きていくと決めてから良い所もいっぱい見つけられるようになりました。顔なじみのお店が出来たりもして。第二の故郷ですね」と地元愛をのぞかせる。
○…娘やフラサークルのメンバーが乳がんを患ったことをきっかけに、ピンクリボンアドバイザーとして、がんの早期発見や啓発活動も行っている。「ダンスをすることで悩みが和らぐことも。娘が、がんだと知った時はショックでしたが、本人が前向きなので、私も何かしようと思ったんです。これからも多くの人にダンスの魅力を伝えたいですね」
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