春の全国交通安全運動が6日に始まった。座間警察署は、新型コロナウイルスの感染拡大防止のため、例年よりも規模を縮小してキャンペーンを実施している。
神奈川県は外出自粛の影響で交通量が減少し、事故の数が減っているのにもかかわらず、今年1月7日から事故による死者数は増加し、全国ワースト1位を更新し続けている(4月8日時点)。
しかも3月末の時点で、群を抜いて多い。座間警察署交通課の山下敬生警部補は「警戒を強めなければならない状況にある」と警鐘を鳴らす。
山下警部補によると、なかでも二輪車と歩行者の死亡事故が多発しているという。二輪車は、右折しようとする車と対向車線を直進するバイクが衝突する典型的な”右直事故”が多く、歩行者は高齢者が道路を横断している最中に車にひかれるケースが多い。「事故の当事者に話を聞くと、車のほうは”行けると思った””気づかなかった”と言うし、バイクや歩行者も”行けると思った””気づいている、止まってくれると思った”と言う。お互いにゆずる気持ちを持ち、歩行者も気づかれる努力をしてほしい」という。
春の全国交通安全運動中のきょう10日は、交通事故死ゼロを目指す日であり、シートベルトの日でもある。山下警部補は、新型コロナウイルスの感染拡大が終息して、一気に外出する人が増えると「事故死者数も今以上に増えてしまう可能性がある。ぜひ今から気をつけていほしい」と呼びかける。
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