個人輸入したマスクに応援メッセージ動画をつけて座間市に寄贈した 大岡 愛さん 座間市在住 タレント
「台湾と日本の懸け橋に」
○…緊急事態宣言下の22日、座間市に、個人輸入で調達したマスク3500枚とゴーグル25個などを寄付した。「自分の能力の範囲で、困っている人に届けたいと思った」という。通訳の仕事で知り合った貿易商から調達ルートを紹介してもらい、品定めをして輸入した。東京から自宅に運んだ箱の中身を確かめ、応援動画のQRコードと「台日友好」の文字、イラストを入れた紙をつくり、1箱ずつ貼った。
○…台湾で生まれ育ち、中学3年生の秋に台湾人の母と来日した。人見知りな性格で口数が少ない自分を癒してくれる歌に魅かれ、ライブから芸能活動を始めた。台湾で歌や読者モデル、バラエティ番組に出演し、「日台ハーフタレント」として活動。2年前、千葉テレビの番組に出演した大岡さんが番組内で台湾を紹介したことが台北駐日経済文化代表処の目に留まった。
○…代表処の依頼で、台湾の文化や観光スポットを紹介する番組づくりを始めた。企画からロケ、リポート、ナレーション、音楽、編集まで自分でこなし、千葉のほか富山や福島、京都でも番組が放送されている。「ハーフタレント」の呼び名から、スターになることを夢見ていると思いきや、そこは「困っている人を助けるための手段です」と割りきる。
○…親孝行や人助けの大切さは家庭と学校で学んだ。東日本大震災の時も支援物資を被災地に届け、人にあげるためのマスクを持ち歩く。今の仕事は「台湾と日本の懸け橋」。台湾にはかつて日本人が残した足跡が多く顕彰碑も少なくない。「そういうことも知ってもらいたい」という。かつて台湾少年工が暮らした座間の地。そうした縁を知ったのは2年前。「鳥肌が立つほど縁を感じた」
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