今年度から座間市野球協会の会長を務める 飯島 芳雄さん 座間市入谷東在住 74歳
「心ひとつ」に突き進む
○…審判部長、理事長など要職を歴任し、満を持しての会長職就任。一昨年に就任した市早朝野球連盟との「W会長」は異例で、新たな視点での野球文化の発展に期待がかかる。「『協会』と『連盟』が縦割りで上手くいかなかった部分もスムーズに進められるようになる。座間には世代を問わず野球好きが多いので、全員に活躍の機会を用意し『野球は楽しい』と思ってもらいたい」
○…自他ともに認める「野球バカ」。小学生で野球を始めてからは、人生の傍らにはいつも野球があった。制球力が良く変化球を使いこなすピッチャーで「投げる前から打球の行く先はだいたい読めた。相手に宣告して、その通りに打球がいくからイライラさせることもあったな」と笑い飛ばす。コロナでストップした試合も7月末から再開し腕を鳴らしている。
○…福島県出身。高校で土木技術を学び都内の建設会社に就職すると、結婚を機に24歳で座間へ。座間市が下水道事業に本腰を入れるタイミングで経験を買われ、32歳で市職員となった。当時は測量も図面起こしも全て職員で行い、業務が深夜に及ぶことも。「すべては市民の生活のため。野球で学んだ『心ひとつ』の精神で協力しながら、下水・土木ひとすじで勤めあげた」としみじみ思い返す。
○…家を取り壊す友人のために描いて贈った外観模写の鉛筆画。測量図を書く能力を存分に発揮した精緻な絵が予想以上に好評だったことが嬉しく、その後は近所の家や店の絵を描いてはプレゼントし、累計百枚を超えた。近くに住む孫との交流も至福の時。取材時に隣に座る小学生の孫娘に笑顔を見せながらも、孫から「おじいちゃんは野球に行くから、朝起きるともう家にいないよ」と言われると頭をかいた。
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