綾瀬市小園の小園台第1公園でラジオ体操に取り組む地域住民のグループがこのほど、ラジオ体操優良団体等表彰を受賞した。記録が公表されている2008年以降、海老名市の相模国分寺ラジオ体操クラブが同賞に選ばれているが、綾瀬市内では初めて。
朝7時、住宅街にある公園に運動着姿の人々が集う。60〜70才代が中心で杖をつく人もいる。
黒いラジカセを囲み「新しい朝が来た 希望の朝だ…」と、体操の歌を口ずさみ、始まりの音楽に集中する。体操のペースは人それぞれだ。
参加者の大塚一郎さん(92)は「みなさんの背中を見てやっている。励みになりますね」と、妻のヤウ子さん(85)と毎朝参加している。
コロナで再認識
公園で朝のラジオ体操が始まったのは今から2年前の春。地域で民生委員・児童委員を務める小川くに子さんが、地域に転居して間もない人と接し「外出のきっかけになるのでは」と口コミで参加を呼び掛けた。
30人ほどが参加するものの、会の名前もその他の活動もない。小川さんは「難しいことは長続きしない」と話す。体操は雨の日を除く毎朝で年間220日超。コロナ禍で3か月間開催を見合わせたが6月1日に再開した。「朝の日課は大切」と再認識した。
かんぽ生命と日本放送協会などによるラジオ体操優良団体等表彰は1956年から続く奨励表彰。今年は全国で143団体119個人、県内ではこのグループを含む4団体1個人が受賞した。
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