海老名市に住む元社会福祉法人職員の山口慎二さん(59)=人物風土記と元生産法人社員で息子の晃平さん(26)が、来年1月に就労継続支援施設を海老名市杉久保南に開設する。
親子が開設する就労継続支援施設は、身体や知的、精神に障害がある人や難病などで就労困難と診断された人が受ける就労支援サービス。最低賃金が保証される雇用契約を結ぶA型と、軽作業などを短時間で行い工賃を受け取るB型がある。
昨年末に障害者福祉の法人を退職した慎二さんは、政府が推進する農福連携に注目。生産法人でトマト栽培をしていた息子の晃平さん(26)に農福連携での起業をもちかけた。
父の慎二さんは「農業には可能性があり、障害を持った人たちが楽しく作業できると感じた」と話し、晃平さんは「父から相談され、すぐに『一緒に仕事がしたい』と伝えた。自分は福祉1年生で父は農業1年生。お互いに足りない知識や経験を支え合っていい事業所にしていきたい」と、抱負を語る。
コロナ禍の今年6月に施設建設を着工し、年内にはシャワー室や食品加工場を備えた事業所が完成する。畑は事業所の近くに約25アールを借り、夏からは試運転として野菜の栽培を始め、JAさがみ海老名グリーンセンターや横浜市内のスーパーなどへ卸し、販路を開拓。新年1月8日に作業所を開所することにしている。
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