座間市の佐藤弥斗市長は11月20日の記者会見で、プレミアム付き商品券の発行を年度内に実施する方針を明らかにした。26日開会の市議会12月定例会に、商品券事業を含む約16億円の補正予算案を提出した。
プレミアム付き商品券事業は、地域経済の活性化と消費の喚起のため、市内の店舗でのみ利用できる商品券をプレミアム付きで発行するもの。
今回の市の計画では7千円で1万円分の商品券が購入できる。プレミアム率は約43%。予算案では、市が負担するプレミアム分1億8千万円に事務委託費6千860万円を加えた2億4千860万円を計上している。
商品券の発行総額は6億円で、発行冊数は6万冊。他自治体で商品券が売れ残る事例もあることから、購入対象者は市内外を問わずに広く受け付け、応募総数が発行部数を上回った場合、市内在住者を優先に抽選する。購入は1人5冊まで。
商品券は500円券の20枚つづりを予定。うち15枚は全ての取り扱い店で使えるが、5枚は店舗面積1千平方メートル以下の中小店舗でのみ使用できる。
来月下旬にも商品券の事務委託業者の選定を行い、1月中旬から取り扱い店舗と購入希望者の申し込みを受け付け、2月上旬には抽選と商品券の引き換えが始まる。利用期間は2月中旬から3月中旬を予定している。
市担当課は利用期間について「国の地方創生臨時交付金を活用するため、年度内にすべて事業を完結する必要がある」と説明した。臨時交付金の交付されるまでは、市の「貯金」である財政調整基金から充てる。
佐藤市長は20日の記者会見で「プレミアム付き商品券は、他自治体でも発行しており、市民の要望が高い事業。市長就任後、市議会会派から要望も受けた」と提案の理由を説明。プレミアム率が、自身が公約に掲げていた20%を上回ることについては「市職員の創意工夫などもあり、想定以上の割合となった。発行時期についても、最短・最速のタイミングになった」と話した。
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