綾瀬市商工会(笠間茂治会長)と綾瀬市、受け入れ企業などが連携し、ベトナムからの技能実習生を迎え入れる取り組みの第1期生受入れ式が19日、綾瀬市深谷中の綾瀬市商工会館で行われた。
およそ350社の製造業が操業する綾瀬市が2018年度に、外国籍人材による産業力強化でブランド化を図り同時に国際貢献を果たそうと、綾瀬市商工会と連携を開始して外国人技能実習生の受け入れ事業に着手。今回の第1期生受入れが実現した。
2019年6月に綾瀬市と綾瀬市商工会がベトナム国内の送り出し機関(ハイフォン株式会社)との3者で受け入れ事業に関する覚書を締結。同12月には綾瀬市商工会が技能実習法に基づく監理団体となり実習生の受入れ準備が軌道に乗った。
この事業に参加した綾瀬市上土棚北のノーブル電子工業株式会社(土橋恒一代表取締役)と同市深谷南の株式会社野口製作所(野口裕社長)が、商工会と市、ベトナムの送り出し機関と連携して採用面接を実施。合わせて7人の実習生の採用を決めた。
コロナで足止め
当初は昨年9月に入国予定だったが、新型コロナウイルスの感染拡大で延期となり、実習生の7人は新規ビザの受付再開を待ち12月に来日した。その後、検疫措置で都内のホテルに14日間滞在し、年明けの研修を経てこの日を迎えた。
7人の実習期間は3年間で、この間、監理団体の商工会が企業側の雇用状況などを確認し、生活全般の支援を市が担う。
実習生のファム・チュオン・ソンさん(23)は「皆さんが歓迎してくれて嬉しい。日本は初めてで分からないことがたくさんありますが、いろいろとご指導ください」と、関係者を前に日本語であいさつした。
「応援する」
市と連携して技能実習生の受入れ準備を進めた綾瀬市商工会の笠間茂治会長は「こうして第1期生を迎える事ができて嬉しい。3年間、皆さんを応援していくので、どんなことでも相談してほしい。当初の目的を達成できるよう頑張って」と、実習生にエールを送った。
3人を採用した野口製作所の野口裕社長は「市と商工会が積極的に関わってくれている事業なので安心して参加できた。第1期生を受入れる企業として、今後、地域に広がっていくよういい形で仕事をしてもらいたい。受け入れる従業員にとってもいい刺激になると思うので今後が楽しみ」と話していた。
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