座間市で1月23日、「座間市いっせい防災行動訓練シェイクアウトプラス1 2021 in ZAMA」が開催された。
この訓練は、日常生活の「その時いる場所」で実際に地震が起きたときに、どう対処し、どう行動するかを一斉に実施するもので、自分の身を自分で守る「自我」の意識を高めることを目的としている。座間市では2013年から毎年1月23日から実施し、今年で9回目を迎えた。座間市とざま災害ボランティアネットワーク(濱田政宏代表)主催。
今年は5万4269人が参加登録。昨年の5万4621人を下回ったが、座間市の昼間人口(約10万人)の半分に上った。
午前11時。震度6強の大地震の発生を想定し市内各所でサイレンが鳴り響くと、参加者は1分間身を守る行動訓練を始めた。市役所1階でも、来庁者は手で頭を守るなどの行動をとった。市役所では災害対策本部が設置され、被害状況やその対応など各所からの報告が行われた。
ハーモニーホール座間でも
同訓練は、23日の訓練が難しい場合は、1月4日から31日までの任意の時間での代替訓練も可能。21日にはハーモニーホール座間で、施設職員を対象に実施された。
同所は、大地震発生後から避難所開設までの間の待機所として活用される可能性がある。そこでシェイクアウト訓練に加え、簡易トイレの設置訓練が行われた。訓練では、ビニール袋や新聞紙など身近にある材料を使った簡易トイレを作成。訓練を支援した濱田代表は「避難生活で一番困るのが、トイレをどうするかということ。身近にある材料で作れるが、それらをセットにして備えておく必要がある」と述べた。
シェイクアウトとは
シェイクアウト訓練は、2008年にアメリカで始まった。日本では2012年に千代田区で始まり、座間市は県内で初めて導入した。「1.まず低く」「2.頭を守り」「3.動かない」の3つの基本行動を、各自がその時いる場所で行う。
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